さまざまな用途で使われている切削加工。
金属の加工方法としてメジャーですが、良いところばかりではありません。
今回は、切削加工のメリットとデメリットについて解説します。

▼切削加工のメリット
■さまざまな材料に対応している
金属加工は、加工物の種類によって向き不向きがあります。
しかし、切削加工は金属だけでなく樹脂やプラスチックなどさまざまな材料に対応しています。
そのため、幅広い用途で使用することができます。

■複雑な形状でも加工できる
切削加工は機械によって制御できるので、複雑な形状でも高精度な加工が可能です。
また、厚さがある材料でも自由に加工することができます。

▼切削加工のデメリット
■大量生産に向いていない
切削加工は1つずつ材料を削って加工するので、1つの製品を作るのに時間がかかります。
そのため小ロットであれば短い期間で納品が可能ですが、大量生産には向いていません。
もし切削加工で大量に依頼する場合は、納期に余裕を持っておくことが大切です。

■仕上がりに差が出やすい
機械で制御できるとはいえ、一定の品質を保つには高度な技術が必要です。
とくに大量生産する場合は工具の摩耗などが生じやすく、細かく管理する必要があります。
そのため、切削加工は業者の技術力によって仕上がりに差が出やすいと言えます。

▼まとめ
切削加工はさまざまな材料に対応しており、複雑な形状でも加工できるのがメリットです。
一方、大量生産には向いておらず業者の技術力によって仕上がりに差が出やすいので注意が必要です。
弊社はNC旋盤・ターニングセンタによる切削加工に対応しておりますので、気になる方はぜひお問い合わせください。