さまざまな材料を加工するのに便利な切削加工。
切削加工にはいくつか種類があり、目的や材料の性質に適した方法を選択しなければなりません。
そこで今回は、切削加工の種類をご紹介します。

▼切削加工の種類
切削加工の種類は、大きく3つに分類されます。

■旋盤加工
加工する材料を固定し、回転させた状態で切削工具を当てて材料を削ります。
加工後は丸みを帯びた形状になり、目的によって使用する切削工具を使い分けています。
また、旋盤加工には内径加工・外径加工・ねじ切り加工・穴あけ加工などの種類があります。

■穴あけ加工
ドリルを使って材料に穴を開け（ドリル加工）、タップを用いてねじ山を作ります（タッピング加工）。
ただ穴を開けるだけだと形がいびつであったり内径がザラザラしているので、仕上げとしてリーマー加工を施します。
これを行うことできれいな穴に仕上がります。

■フライス加工
旋盤加工とは反対に、材料ではなく切削工具を回転させて材料を削ります。
切削工具を動かしながら加工できるので旋盤加工に比べて自由度が高く、さまざまな形状に加工することができます。
フライス加工には、エンドミル加工・正面フライス加工・溝フライス加工といった種類があります。

▼まとめ
切削加工は主に3種類に分類されます。
材料を回転させながら削る旋盤加工に対し、フライス加工は切削工具を回転させながら加工します。

そして、穴あけ加工ではドリルを使って材料に穴を開けることができます。
弊社では、NC旋盤・ターニングセンタによる切削加工を行っております。
金属加工に関してご質問等ありましたら、気軽にお問い合わせください。