金属は、加工することで部品や製品に生まれ変わります。
金属の加工方法にはさまざまな種類があり、金属の種類や性質に適した方法を選択しなければなりません。
そこで今回は、金属の加工方法をご紹介します。

▼形を作る加工方法
■機械加工

・切削加工
刃物などを用いて余分な部分を除去し、形を整える加工方法です。
自動車や家電など幅広く使われています。

・研削加工
砥石を用いて余分な部分を除去し、形を整える加工方法です。
切削加工よりも精度が高く、精密機器などに使われています。

・特殊加工
レーザー加工や放電加工など、切削加工と研削加工に該当しない加工方法の総称です。

■塑性加工

・鍛造
ハンマーやプレス機などを用いて加工物に大きな力を加え、形を整える加工方法です。
主に強度が求められる製品に使われています。

・プレス加工
タレットパンチプレスやシャーリングマシンなどを用いて板状の加工物に力を加え、カットしたり形を整えたりする加工方法です。

・転造
ダイスを用いて円筒状の加工物に力を加え、形を整える加工方法です。

■鋳造
溶かした金属を鋳型に入れ、形を作る加工方法です。

▼性質を変える加工方法
■表面処理

・めっき
金属の表面を薄い膜で覆い、表面を強化したりサビを予防します。

・化成処理
金属の表面を改質することで、サビを予防する処理方法です。

■熱処理
金属加工の工程の中で、金属に熱を加えて強度を高める処理方法です。

▼まとめ
金属の加工方法には、機械加工や塑性加工・鋳造などさまざまな種類があります。
弊社では金属加工事業も展開しておりますので、気軽にお問い合わせください。