街灯の歴史について
今では当たり前のように存在している街灯ですが、いつから設置されるようになったかご存知ですか?
実は街灯の歴史は古く、現代の形になるまでにさまざまな改良がされているのです。
今回は、街灯の歴史について見ていきましょう。
▼街灯の歴史
■灯りの始まり
古代は暗闇を明るく照らすという概念がなかったので、もちろん街灯も存在しません。
初めて灯りが使われたのは奈良時代で、これも神事でのみ火による灯りを用いていました。
そのため日常生活ではほとんど灯りが使われておらず、貴重な存在だったと言われています。
■灯りの設置
初めて都市に灯りが設置されたのは江戸時代です。
とはいえ、現代のように道路に一定間隔に設置されていたわけではなく、主に建物の出入り口などに設置されていました。
また、設置されていた灯りは石灯籠や木灯籠だったのでそれだけでは十分な灯りとは言えず、夜出歩く際は提灯を携えていたそうです。
■街灯の誕生
初めて都市に街灯が設置されたのは明治時代です。
この頃はガス灯やアーク電灯が主流で、京都や大阪などの都市部にも普及していきました。
そして昭和時代には多くの道が街灯で明るく照らされるようになり、私たちの生活に身近な存在となっていったのです。
■現代
平成時代になるとガス灯やアーク電灯に代わり、LED照明や電球が主流になりました。
これにより街灯の種類が増え、現代では設置する場所や周囲の状況に適した街灯が設置されています。
▼まとめ
日本で初めて灯りが使われたのは奈良時代で、江戸時代になり都市に街灯が設置され始めました。
これらの歴史を経て現代の街灯が生まれ、私たちの生活を支えているのです。