「チタン加工を金属加工業者に断られた」というかたもいるようです。
そこで今回はチタン加工が難しい理由について解説していきますよ。

▼チタン加工を受け付けていない業者もある
なかにはチタン加工を受け付けていない業者があるので注意しましょう。
これはチタン加工の難易度が高いためです。
チタン加工で使うマシニングセンタを所持している業者でも依頼できない場合があります。

▼チタン加工が難しい理由
チタン加工が難しいと言われるのは、以下のような理由があるからです。

■熱伝導率が低い
チタンは熱伝導率が低い素材です。
切削加工時の摩擦による熱が切削工具に集中し、工具の破損を招きやすいです。

■ヤング率が小さい(変形しやすい)
チタンはヤング率が小さいので、高い精度での加工は難しいです。
特に薄いチタンを加工する際はビビりなどが生じやすいです。

■引張強度が高い
チタンは引張強度が高いので切削工具の刃先に大きな力がかかりやすく、工具が摩耗しやすいです。

■発火しやすい
チタンの切りくずは発火しやすい特徴があります。
発火した際は、水で消火しようとすると水素爆発が起こる可能性があるので要注意です。
乾いた砂や金属火災用の粉末消火剤を使いましょう。

▼まとめ
チタン加工が難しいと言われるのは、「熱伝導率が低い」「ヤング率が小さい(変形しやすい)」「引張強度が高い」「発火しやすい」といった理由があるからです。
長野県にある株式会社サカシタマシニックは、難削材の金属加工にも対応しております。
CO2を排出しないLEDソーラー街灯も取り扱っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。