様々な金属加工や鋳物の材料のひとつに、インコネルというものがあります。
しかし頻繁にかかわるものではないため、どういったものなのか想像もつきませんよね。
今回の記事では、インコネルの特徴などについて解説していきます。

▼インコネルの特徴
インコネルはニッケルを中心に炭素、鉄、クロムなどが添加された合金で、加工材料や鋳物材料として使われます。
耐熱性や耐酸化性、耐食性が高いのが特徴です。

強度が高いので、原子力発電所や火力発電所、航空機のエンジンなどで使われています。
ただしインコネルは切削加工の難易度が高いです。
これは以下の理由によります。

・加工硬化が起きやすい
・工具のほうが熱に弱い
・工具材料へ溶着しやすい

▼インコネルの種類は？
インコネルには以下のような種類があります。

■インコネル600
高温下での耐酸化性に優れています。
アルカリ性物質にも耐えます。

■インコネル625
高温での疲労強度が高いです。
また隙間腐食や粒間腐食などにも強いです。

■インコネル718
高温強度や引張強度に優れています。
クロムの含有率が多いので、塩化物イオンによる応力腐食割れにも強いです。

■インコネルX750
耐クリープ性や引張強度に優れていて、極低温でも使用できます。

▼まとめ
インコネルはニッケルを中心に炭素、鉄、クロムなどが添加された合金です。
インコネル600、インコネルX750などさまざまな種類がありますよ。
長野県にある株式会社サカシタマシニックでは、金属加工事業やLEDソーラー街灯の製造・販売事業を行なっております。
高い技術力に定評がありますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。